「ミャンマー33人難民申請 偽装問題 実習先を逃亡後」2015/2/7読売新聞・朝刊より

難民認定申請のことが、読売新聞の朝刊の一面および35面に掲載されました。

かなりの大々的なニュースとなっています。

内容を要約すると、

「茨城県の水産加工会社などに働いていたミャンマー人の外国人技能実習生33人が実習先から逃げ出し、難民認定申請をしていた。

この33人全員が、実習制度で日本に上陸し、1年以内に会社から逃げ出した。他のところで働くのが目的ではないか?」というものです。

まず、難民とは、人種、国籍等で本国に戻ると迫害される恐れがある者です。そして、難民認定申請をするこにより、入国管理局等が、本当に難民であるかどうかを審査するのです。その審査期間が6カ月程あり、もし難民不認定となれば、「不服あり」でさらに異議申し立てをすることができます。その間は、日本にいることができます。

ここでは、詳しくは言いませんが、難民認定申請中は、働ける場合もあるのです。この日本の難民制度の盲点(?)をかいくぐり、実際に33人もの実習生が逃げ出し、高い給料を求め、職場を変えたのです。(この実習生が本当に難民かどうかはこちらでは判断できませんが・・・)

読売新聞には「偽装難民」という言葉も書いてあります。

 

話は変わりますが、以前、私がタイ・バンコクのホテルで朝食を一人でとっている時の話です。日本人のご夫婦と赤ちゃんの3人がレストランにおり、その旦那さんが私に話しかけてきました。

「日本人の方ですか?」と・・・。私は、「そうですよー」と言い、一緒に朝食をとったのですが、ご主人は、UNHCRの方でした。休暇でバンコクに家族で来ているということでした。

このUNHCRといのは、緒方貞子さんで有名になりましたが、国連の難民を保護する団体です。

そのご主人は、ちょうどその時、タイ北部でミャンマー難民の保護にあたり、危険を伴う地域の任務にあたっていました。お話しもおもしろく、人間的にも魅力のある方で、名刺も頂戴したのですが、連絡はとれていません。是非、もう一度お話ししてみたいと思っております。
このように、命がけで難民を保護している方もいるのです。

話はそれましたが、「偽装難民」、「偽装就労」、「偽装結婚」は、ダメですよ。

瓜生

 

 

 

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2015年2月7日